同じカロリーでもバランスが大切

各栄養素の持つエネルギー(カロリー)量は異なる為、何をどれだけ摂るのかという点も重要になってくると言えます。その鍵となるのが、PFC比と呼ばれる摂取比率にあります。

PFCとは、三大栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物の英訳の頭文字をとった物です。

では、実際の食事の分量として考えてみましょう。1gあたりのエネルギー量は、たんぱく質と炭水化物は4㎉、脂質は9㎉です。例えば、たんぱく質50g、脂質10g、炭水化物100gの食事でおおよそ690㎉になります。

しかし、タンパク質10g、脂質50g、炭水化物50gでも同じ690㎉になるわけです。

どちらも同じカロリーですが、前者では筋肉の材料になるたんぱく質を、後者では脂肪になりやすい脂質を多く摂っているのです。

同じカロリーでも、その内訳、バランスにも注意が必要なのです。